東日本大震災支援基金
 
当協会では、東日本大震災発生後、いち早く「フィランソロピーバンク 東日本大震災支援基金」 を設立し、広くご寄付を募ってまいりました。その結果、同年8月末までに、総額27,182,134円の浄財が集まり、その全額を3回に分けて合計14団体に配分いたしましたので、ご報告いたします。多くの皆さまからのご支援・ご協力、誠にありがとうございました。
この支援基金によるご寄付募集は、2011年8月末をもって終了いたしました。今後は、顔の見える寄付の架け橋「フィランソロピーバンク」事業の一環として、被災地支援のための寄付募集を続けてまいりますので、引き続きご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
  
収 入
企業・団体   19,685,842円
個人   7,494,160円
利息   2,132円  
  総額: 27,182,134円  

≪企業・団体・グループ≫
株式会社 アイインターナショナル
有限会社 あきゅらいず美養品
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
ガイア株式会社
株式会社 ささもと建設
株式会社 J-オイルミルズ労働組合
新日本有限責任監査法人
株式会社 水曜社
大和ハウス工業株式会社
株式会社 東京流通センター
ハートフォード生命保険株式会社
ハートフォード生命保険株式会社社員一同
有限会社 本牧ファイル
18ひつじ会
エアロビクスチームケーオオハシ
カナガワガクエン33カイセイドウキカイユウシイチドウ
サイショアツヨシ出版記念イベント
テヅカヤダイガク
ファミリーケア エガオ
NPOホウジン フレアイドリーム
ヨコハマセツリヨウカイ
ワケイドントカイ

≪個 人≫
アイザワ ヒロミツ
アキヤマ セツコ
アサダ オサム
アサノ キヨコ
アズマ カナコ
アズマ ヒロユキ
アゼヤナギ ヤチヨ
アツミ キヨミ
アブラヤ ナオキ
アベ タイスケ
アミクラ タケオ
アメミヤ トシエ
アライ ノリコ
アラカワ ユウゾウ
アンザイ ナオミチ
イイムラ アキコ
イタバシ カズコ
イチカワ セイジ
イド カズキ
イトウ マレキ
イノウエ マサト
イノマタ トシハル
イノモト キヨフミ
イムラ タカユキ
イムラ ミユキ
イモト ヒロミ
イリモト マサヨ
イワキ モトオミ
ウエダ ユウコ
ウエノ ヤスマサ
ウチガサキ タケクニ
ウチダ シゲオ
ウチダ シノブ
ウメダ カヨコ
浦 栄
エグロ キヨフミ
エンドウ ヤスコ
オオイシ トシエ
オオウチ イタル
オオカヤ ノリコ
オオタ ヨウコ
オオニシ ケイコ
オオマ クニコ
オオミチ ヒロユキ
オオモリ アヤコ
オカザキ ヤヨイ
オカダ トシコ
オカダ ヒロシ
オカダ リョウイチロウ
オカミヤ レイコ
岡本 和久
オキ キミヨ
オキ シゲル
オキタ マリコ
オギノ チヨコ
オサカベ タカオ
オダ モトフミ
オダイラ サブロウ
オミノ クミコ
カイ カズヒコ
カイトウ イサム
カゲ
カゴシマ タケシ
カサイ ヨウイチ
カスガ キヌコ
カスカベ ヨシヒコ
カトウ シゲル
カトウ トモノリ
鏑木 孝昭
カワカミ ヤスコ
カワニシ イクオ
川元 由喜子
カンザキ ユキコ
カンノ アキコ
カンベ ミユキ
キムラ ヒロコ
金城 久美子
クボ ヒロヤス
ゲシ マサアキ
ケブカワ リエコ
ゴトウ ヒデノリ
小西 広晃
コバヤシ エミコ
コバヤシ ナオミ
コバヤシ レイコ
コンノ タカシ
サイトウ マキコ
サカウチ イチエ
サカグチ エイコ
サカニシ ハツエ
坂本 嘉美
サクライ カオル
サクライ ノブキヨ
ササオカ ユキコ
佐々木 吾朗
ササキ マサアキ
ササモト アイコ
サトウ アイコ
サトウ アキコ
サトウ キクコ
サトウ チカエ
サトウ マサヤ
サトウ ミチコ
サトウ ヤヨイ
サトウ ヨシコ
サノ サチコ
シナガワ タカコ
シバタ サトコ
シバムラ ミツヨ
シバヤマ ミサコ
シマ ヤスオ
ジョウツカ トシヒロ
シライシ トミコ
シンドウ メグミ
スエヨシ ケイコ
スガワラ ユミコ
スギモト ハルコ
スギモト ヨシエ
スズキ アキコ
スズキ カズコ
スズキ クニヒコ
スズキ サトシ
スズキ シゲオ
スズキ タツオ
スズキ ハルオ
スズキ フジコ
スズキ ヤスハル
スヤマ ケイコ
セキネ カズコ
セト マリ
ソウマ ノリオ
ソメヤ ヒロコ
タカオカ スズコ
タカク キミエ
タカツ カノコ
タカハシ カツミ
高橋 陽子
タキナミ ノリコ
タケイシ エツコ
タテノ ヨシユキ
タナカ サチヒト
タナベ エリコ
タニ ヤスコ
タニダ ハジメ
タニモト タケユキ
タノイ ヤヨイ
タマキ ヒロジ
ツカゴシ フジオ
塚本 雅江
ツジ ユウジ
ツチヤ ヒサコ
ツチヤマ メグミ
ツルタ ヨシヒサ
ドウコウ シンヤ
ドウマエ サチコ
トクトメ タカコ
トバ サユリ
トミタ トシオ
トミタ ヒロコ
トヨキ ワカコ
ナオイ カズエ
ナカジマ ケン
長島 剛
ナカジマ ヤスヒト
ナカハシ トモコ
ナガマツ ミチオ
ナカムラ トクコ
ナカムラ トヨシロウ
ナガモリ フミコ
ナカヤマ アヤコ
ナカヤマ ミチコ
西尾 弘資
ニシオカ ユミコ
西崎 淳子
西崎 哲郎
ニシザワ レイコ
ニツタニ サカエ
ニヘイ レイコ
ヌマ ヒロコ
ノザト ヤスヒロ
ノデラ フサコ
ハセガワ サチコ
ハットリ アキラ
服部 素子
ハットリ ヨウコ
ハナモト ヤスオ
ハマシマ タケシ
ハヤシ シゲキ
ハヤシ タツヒロ
ハヤシ ミチコ
ハヤミ ジュンコ
ハラダ タカコ
ハラダ ユウイチ
ハンザワ イクコ
ヒラシマ ヒロユキ
ヒラノ トモオ
ヒラバヤシ ハルミ
平松 優太
ヒロカワ マサコ
ヒロセ トシエ
フクシ タカコ
フジウ エミコ
フジタ サナエ
フジノ ヒロツグ
フジモト コウジロウ
藤原 作弥
フナハシ ユキオ
ホウジョウ フミコ
ホソヤ サイコ
ホツチ ハナエ
ホンダ ミノル
マエダ トヨコ
マシモ ムツコ
マスダ アヤ
マセ アツコ
マツイ ノリコ
松岡 紀雄
松下 友香
マツナガ キクエ
マツムラ フジオ
ミシナ ヨシヒコ
ミズノ ヒサコ
三井 利忠
宮内 眞木子
ミヤザキ クニコ
ミヤモト ユウコ
ムラタ ケイコ
ムラタ ユカ
ムラヤマ マサヒロ
モウリ トモヒコ
モリタ サカエ
モリタ ユキコ
ヤスダ エイコ
ヤマグチ ケイタロウ
ヤマグチ シゲコ
ヤマザキ ノブコ
ヤマシタ ヨウコ
ヤマダ ケイコ
山田 健司
ヤマナカ チハル
ユグチ マサヒコ
ヨコヤマ アキラ
吉田 浩二
ヨシダ スミコ
ヨシミ ノリコ
ヨダ ヒデコ
ワタナベ カヨ
ワタナベ ケイコ
ワタナベ ミエコ
ワナミ ソノコ

ほかに匿名6件

支 出
第1次配布
NPO法人アムダ 3,395,658円
本部所在地 岡山市北区
寄付金使途 医療支援
岩手県釜石市、大槌町、宮城県仙台市、南三陸町に医療チームを派遣。 大規模な避難所には医師と看護師が常駐し、小規模な避難所では電気自動車などを使っての巡回診療を実施。患者は60歳以上が多く、高血圧、腰痛、口唇ヘルペス、花粉症などのほか、てんかん、統合失調症の患者も受診した。また、食料品、医薬品、 生活用品の物資提供も行っている。
NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター 3,395,658円
本部所在地 仙台市
寄付金使途 現地コーディネート・NPO支援
「みやぎ連携復興センター準備室」を立ちあげ、自治体や社協、自治会、各避難所、自主防災組織などとも連携し、被災地で求められることを把握、 ネットワークを活かし、支援を希望する県内外NPO等の団体をつなぎ、効果的な災害支援活動を行う。
NPO法人セカンドハーベストジャパン 2,114,209円
本部所在地 東京都台東区
寄付金使途 救援物資配送・炊き出し
被災者への食品・生活用品等の提供、炊き出し等の支援を行う。 物資を募るネットワーク作り、被災者へ確実に物資を届けるルート作り、被災者の求めるものの情報収集に注力。現在は仙台市内に「セカンドハーベストジャパン災害対策室」を 設置し、主に宮城県内で物資流通を担う。仙台市に到着した物資は、仕分けされ、各避難所等に配られている。
合計: 8,905,525円  
≪NPO法人アムダ≫
寄付金は、AMDA東日本大震災緊急医療支援事業の医療チームの派遣費の一部に充当しました。岩手県釜石市(2011.03.15~31)、岩手県大槌町(2011.03.15~04.20)、 宮城県南三陸町(2011.03.19~4.20)、宮城県仙台市(2011.03.12~21)に医療チームを派遣(2011.04.30までに149名の医療スタッフを派遣しましたが、この寄付金により34名を派遣できました)、診療所での診療、巡回診療を行いました。診療以外にも物資の提供、栄養プログラムの作成、子どもたちへのロールケーキの配布等を行いました。また、地震発生から2011年4月20日までの期間で約7,000名の患者さんの診療を行うことが出来ました。こうした支援活動に対して、避難所で過ごす住民をはじめ、多くの方々から感謝の手紙を頂いております。
大槌高校内診療所で診察に当たる医師
大槌高校内診療所で診察に当たる医師
避難所でロールケーキに喜ぶ子どもたち
避難所でロールケーキに喜ぶ子どもたち

≪NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター≫
気仙沼、石巻、仙台、多賀城、名取などの被災地を中心とした地域で活動するNPOの活動基盤を強化するためのネットワークの構築、更には地域住民、行政などと 連携し、宮城県の復興と再生を目指した地域づくりのための基盤強化を目指したプログラムを実行するための資金の一部として使用しております。この中には、厳しい生活環境に ある被災者のなかでも特別な配慮を必要とする方々(たとえば、高齢者、妊産婦、障がい者、などアレルギーや難病を抱えている方)が現状よりも悪化することのないように 「被災者とNPOをつないで支えるプロジェクト」という取り組みを含みます。これは避難所や仮設住宅入居者への生活環境、状況に関するアセスメントを行ない、NPOや専門機関へ つなぐ支援を行い、長期にわたる避難生活の改善につなげる取り組みです。現在、これらの活動の一部が進行中ですが、今後予定する活動も含め、地域住民、行政を始め多くのNPOと 協働した、地域に根ざした復興プログラムとすることを目指しています。

≪NPO法人セカンドハーベスト・ジャパン≫
2011年3月14日以降、個人・団体から約3,500個(約69t)、企業から約300tの支援物資の寄付を受け、当団体が直接送ったトラック便数も2011年6月15日現在で65便となりました。多くのボランティアの協力で、これらの支援物資を仕分けし、気仙沼、大船渡、登米・南三陸、石巻、南相馬、仙台などへ運ぶことができました。頂いた寄付は、 主にガソリン代および炊き出し費用に充当しましたが、2011年4月30日までの48便で、およそ24,000人の被災された方々への物資の配布ができたことになります。また、南三陸町志津川の 被災者約200人に対し4食、のべ800食の炊き出しを行うことができました。 配布をするたびに被災された皆さんから「ありがとう」の言葉を頂くとともに、次回の配布を心待ちにしてくださる方々が沢山いらっしゃいます。
事務所倉庫前での救援物資仕分け作業(東京・浅草橋)
事務所倉庫前での救援物資仕分け作業
(東京・浅草橋)
救援物資配布(宮城県石巻市)
救援物資配布
(宮城県石巻市)

第2次配布
社会福祉法人みのり会るばーと 2,500,000円
本部所在地 宮城県名取市
寄付金使途 施設建物の修復費用
通所更正施設「るばーと」は重度・重複障害者の通所施設であるが、津波によりその施設に大きな被害を受けた。 さらに、3月11日の地震後、緊急仮施設として開所した施設も、4月7日の余震により事務所の内壁が崩れるなどの大きな被害を受けている。 施設の必要性から、すぐさま修復工事を行ったが、想定したよりも被害が大きい上、津波で流された施設の多額のローン残債が残り、 施設運営にかなりの困難を極めている。寄付金は施設建物の修復費用として使用される。
任意団体 CILたすけっと 2,000,000円
本部所在地 仙台市太白区
寄付金使途 被災地障がい者センター
みやぎ「県南・県北新拠点作りプロジェクト」
震災後、避難所に入れずに親戚の家や介護施設などで一時的に生活している障害者が少なくない。「たすけっと」ではこうした人たちに対する 相談や、生活物資の輸送等の支援を行っている。現在は仙台市の拠点から県北、県南までスタッフが出向いているが、遠方のため充分な支援が 困難である。県北、県南に新しい拠点を設けることにより支援の密度を上げる事ができる。寄付金はこれらの拠点の整備費等として使われる。
NPO法人杜の伝言板ゆるる 1,500,000円
本部所在地 仙台市宮城野区
寄付金使途 「被災NPO復興サイト」の立ち上げと運営
震災後の宮城県内のNPOの多くが資金繰り、借入金の返済に困難を感じている。こうした状況で、インターネットにより現地の実情を伝えながら 資金援助を広く呼びかける専用サイトの構築を計画している。特に、地方の小規模の組織にとって、資金の調達は難しく、このようなサイトの設置は 極めて有効と考えられる。また、これにより、大きな組織のみに資金が流れるという偏りを無くし、必要な資金供給が可能になる。
NPO法人うつくしまネットワーク 1,000,000円
本部所在地 福島県郡山市
寄付金使途 救援物資活動のための新基地(相馬市)開設費用
「うつくしまネットワーク」は被災地で求められる全国からの救援物資を配布している。被災地への救援物資の配布はまだまだ行き届いていない地域が多く あり、これからもこうした物資の配布活動が必要とされる。寄付金により新しく相馬市に「基地」を設け救援物資配布活動を充実させる。
任意団体 Save Iwate 1,000,000円
本部所在地 岩手県盛岡市
寄付金使途 山田高校学習支援活動
岩手県立山田高校は甚大な津波の被害を被った山田地区にあり、地元の中核となる人材を輩出している高等学校である。被災地の復興・復旧を図るためには 被災地を牽引する若い人たちの力が必要であり、震災被害の状況を体験している現地の青少年の育成が求められる。山田高校の生徒を対象に勉強の遅れを 取り戻す学習支援を行うプロジェクトはボランティアとして参加しようとする岩手県の学生達が地元の復興の一助として自発的に実施を提案したものでもある。 寄付金は教材費、盛岡から山田までの交通費等に使用される。
合計: 8,000,000円  
≪社会福祉法人みのり会るばーと≫
定員35名の通所更正施設が震災により壊滅したが、寄付金を基に修復工事が進み活動ができるようになった。また、仮厨房が出来て、施設を利用する障害者が毎日給食を食べ、一日を通じて過ごすことができるようになった。施設が修復でき、再び多くの施設利用者の笑顔に出会えるようになったことに感謝している。
   

≪任意団体 CILたすけっと≫
亘理、登米、石巻で活動を行なっている。亘理地区では地元団体と連携して支援を行っている。登米は沿岸部の石巻や南三陸町への支援拠点として、交通の便が悪い地域の障害者の定期的な交通支援、仮設住宅での各種相談や物資の提供などを行っている。石巻ではこれから被災者・支援者の交流、地域に根付いた活動を展開していく。寄付金を使った活動により、「仮設から医療センターまで送迎(片道30キロ)して貰え服薬が継続できる」、「精神障害者の退院に向けて一時外出や外泊を支援できる」、など住民の喜びの声が聞かれる。寄付金2,000,000円は亘理支部での支出として547,430円(不動産契約料、屋内バリアフリ改修工事費)、登米支部500,000円(不動産契約料)、石巻支部380,700円(不動産契約料)(合計2,088,580円)に充てた。(寄付額全てを使用した。)
   

≪NPO法人杜の伝言板ゆるる≫
寄付金により「復興みやぎ」のホームページを構築できた。これにより多くの寄付金が集める事ができた。個人の寄付以外にも、このホームページを見て助成を決定してくれる団体もある。ホームページに掲載された団体から、「順調に寄付が届き感謝している」、「関西や関東などの遠方から多くの応援がある」、「多くの人に応援されていると実感している」などの声が寄せられている。
   

≪NPO法人うつくしまネットワーク≫
活動の対象者は福島県の沿岸部(北部)に位置する新地町、相馬市、南相馬市の被災者である。これらの町の被害は甚大で被災者世帯は数千世帯に及んでいる。寄付金で開設した救援物資調達基地・相馬基地は仮設住宅や避難生活を続けている人たちへの救援物資の提供や「絆」作りに役立つ情報の提供など、その担う役割が大きい。利用者からは次のような意見を貰っている。「津波で何もかにも失った。生活物資をもらえるのは本当に助かる(40代女性)」「震災後この基地で友人に会えた。ここには情報もあるんですね(30代女性)」「農家が被災したため農産物輸送の仕事がなくなった。収入がないので物資を支援してくれることに感謝している(50代男性)」。寄付金1,000,000円は工事費として210,000円、広報費200,000円、謝金220,000円、備品137,902円、旅費交通費172,400円、会議費61,401円に充てた。(寄付額全てを使用した。)
   

≪任意団体 Save Iwate≫
岩手県山田町在住の高校生を対象に2011年9月3日より学習支援を開始している。震災により授業の開始が大幅に遅れた上に、近隣に塾などの学習施設のない高校生に学習の場を与えることが出来ている。教師や生徒から「学校で対処しきれない内容に対応してもらっているのはありがたい」、「支援をしてくれる大学生から勉強以外の話も聞くことが出来て楽しい」などの意見を貰っている。
   

第3次配布
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会 2,610,000円
本部所在地 東京都新宿区
寄付金使途 「よりそうまちづくり復興プロジェクト気仙沼」
地域住民の心が離れ離れになりつつある中にあって、気仙沼が一つの街として再生、復興していくためには住民同志のコミュニティ作りや人作りに 重点を置いた支援活動が望まれる。このために、住民間でのコミュニティづくりのための検討会の推進や復興イベントなど地域社会の共助力が育まれる活動を企画、 支援する。また、地元のNPO、行政などとも連携し、これからの気仙沼を作る若い世代の人々が生活していけるように、子どもの健全育成を図るとともに生業機会を作り、 街の復興につなげる。寄付金は街づくり支援、生業支援、子どもの健全育成支援をはじめとする活動運営費の一部として使用される。
NPO法人ふわり 2,000,000円
本部所在地 愛知県半田市
寄付金使途 「仮設住宅住まいを余儀なくされている障害児やその家族を対象としたレスパイトサービス」
岩手県沿岸部の自宅が全壊し仮設住宅住まいを余儀なくされている自閉症児や津波の被害により心的外傷後ストレス障害(PTSD)やパニック障害を起こしている 発達障害児やその保護者は想定よりも多い。岩手県田野原町を中心とする地域には震災による壮絶な体験に今なお苦しみ続けている障害児やその保護者が多くいるが、 それらの生活支援、保護者の介護負担を軽減する支援者(事業者)は少ない。寄付金はそうした人達の心のケアを行う事業を本格的に立ち上げる費用として使用される。
NPO法人オハイエ・プロダクツ 1,980,000円
本部所在地 仙台市青葉区
寄付金使途 「子どもの音楽バンドにより被災地住民を元気付けるプロジェクト」
被災率90%を越える宮城県女川町の中でも、女川港の沖合いに位置する出島では約500名の住民の全てが島外に避難している。島の唯一の小学校である女川第四小学校も島外の女川第二小学校に疎開を余儀なくされているが、生徒と先生達が島民そして女川町の人たちを、子どもたちの演奏する音楽を通じて元気づけたいと計画している。小学校低学年の子も演奏しやすい「カホン」を中心とした打楽器のバンドを結成し、その楽器の演奏を学ぶことにより、被災した子どもたちがやる気 を取り戻し、その演奏を習得しようとがんばる姿や子ども達の演奏会を通じて地域住民に明るく元気な心を取り戻して貰うことを目的としている。女川第四小学校は、教師を含め14名の小規模学校ではあるが、だからこそ小学生たちの小さな力が女川住民の復興への心の支えの一端となるはずである。寄付金はバンドを結成するために 必要となる楽器(カホン他)の購入、演奏習得のためのワークショップで必要となる機材のレンタル費、消耗品代、交通費、演奏指導講師料等に使用される。
一般社団法人石巻災害復興支援協議会 1,560,000円
本部所在地 宮城県石巻市
寄付金使途 「被災者のニーズに応える取組みによる復興支援活動」
この団体は災害復興支援に係わるNPOや特別なスキルを持つ個人に対し、支援内容、支援場所を割振る中間法人の役割を持つが、 災害復興のための全国からの善意をうまく受け止める独自の仕組みを作って活動し、著しい成果を挙げている。従来のやり方に囚われず、効果的な支援活動ができるように 工夫し、地域や被災者の個別のニーズに的確に応えた活動支援は、今後の復旧、復興過程にあっても重要な位置づけを占めると期待される。寄付金はこの活動を進めるため の、事務費、運搬交通費、通信費を始めとする運営費の一部に充てる。
NPO法人AED無料設置普及推進協議会 1,440,000円
本部所在地 東京都板橋区
寄付金使途 「被災地仮設住宅へのAEDの設置」
避難所生活に引き続き仮設住宅での生活が長引くにつれ、ストレス等により突然死が増加する危険性がある。これは、阪神淡路大震災時でも経験しており、 今回も既に避難所でAED(自動体外式除細動器)が使用されたケースが2件発生している。比較的高齢者の多い地域の事情や被災地での交通事情などを考えると(心室細動の場合 一刻も早い電気式除細動が必要とされる)応急手当のためのAEDの有無は避難している住民の生死の重要な鍵となる。仮設住宅の集会場外部に専用取付けボックスを設けAEDを24時間 いつでも使えるようにする(集会場は防犯のため夜間は施錠している)。AEDおよび取付けボックスは製造メーカーから無償で譲り受け、主要な仮設住宅5箇所に対して設置するが、 寄付金はその取付費、消耗品の取替えおよび当面のメンテナンスのための費用に使用される。
任意団体 RQ被災地女性支援センター 686,609円
本部所在地 宮城県登米市
寄付金使途 「登米市を中心とした被災地の女性支援活動」
被災地の復興過程では女性をはじめとする社会的弱者が置き去りにされやすい。こうしたことがないように被災地や避難地での女性のネットワークの 形成を含む継続的な女性支援活動、仮設住宅でのかわら版の発行をはじめとする地域での女性のためのネットワークの形成、置き去りにされやすい老人やシングルマザーのための「おばあちゃんの手仕事カフェ」や「シングルマザーカフェ」作りなど、を行う。こうしたことにより登米市を中心とした地域の復興に多くの女性が参画し、 誰をも置き去りにすることのない地域社会の形成を目指す。寄付金はこうした活動の運営費の一部として使用される。
合計: 10,276,609円  
≪公益社団法人シャンティ国際ボランティア会≫
被災地のうち、旧本吉町(16,070人)蔵内・前浜・太谷地区での集団移転、仮設住宅支援等の支援活動を行なった。また、旧唐桑町に位置する仮設住宅(99世帯)でも活動した。集団移転の相談を受けた個所については、専門家を派遣すると共にスタッフが住民と共に集団移転、町づくりを進めている。仮設住宅の支援では住民の団結力向上、孤独死の予防対策を目的にお茶会を開催し住民が継続的に参加している。また手仕事を提案したが、これについては今では住民達で自立して活動している。被災者の中からは、「仮設住宅に閉じこもっているだけでなく、手仕事があると考え込んでしまう時間を避けられる」「子どもも大人も集る場所があることで話が出来て楽しい」「地元の者だけではどうすれば良いか分からない集団移転も、専門家やシャンティのスタッフが協力してくれて安心する」の喜びの声が聞かれる。寄付金2,610,000円は職員、ボランティア、パートなどへの人件費として1,498,746円、燃油費、通信費、事務所光熱水費など事務所運営費として1,034,166円、生業支援などの事業費として80,000円など(総額2,612,912円)に充てた。(寄付額全てを使用した。)
足湯とお茶会(仮設住宅生活支援)
足湯とお茶会(仮設住宅生活支援)
集団移転に関するミーティング
集団移転に関するミーティング

≪NPO法人ふわり≫
(報告書未着のためフォロー中)
   

≪NPO法人オハイエ・プロダクツ≫
寄付金を基に宮城県女川町を中心に活動している。女川第四小学校で定期的なワークショップを行っているが、主な参加者は被災した小学生と教職員である。2011年10月に開催された女川第二、第四小学校合同学芸会での演奏会には女川町民約300人が参加した。今後、仙台で開催される音楽祭のフィナーレなどでも演奏を披露する予定。この活動により、子どもたちが震災後、次第に自分の感情を表現するようになった、集中して練習し演奏できるようになった達成感とその満足な笑顔が見られるようになった、ことが挙げられる。演奏している子どもたちの姿、笑顔は甚大な被害を被った女川の人たちに元気と笑顔をもたらし、復興のシンボルとなっている。
   

≪一般社団法人石巻災害復興支援協議会≫
協議会は石巻市を活動エリアとして、ここで活動するNPO等の調整業務を行っている。登録しているNPOは、2011年12月末時点で326団体を数えるが、全体会を毎日開催し、炊き出し、物資の配布、泥だしなどの情報交換、ニーズに応える割振り調整等を行った。また、現在では緊急の復旧のためのニーズが一段落し、仮設住宅でのサロン活動、牡鹿半島の支援などを行っている。また、慰霊と復興に主眼を置いた川開き祭りをサポート、「流燈」に寄付金から270,875円を使用した。また、金華山参道の復旧作業を登録ボランティア団体と協働して行った。川開き祭りや金華山の参道復旧について被災者から、「涙が止まらなかった」「石巻復興の新たな一歩になった」「たくさんのボランティアのお陰で自動車が通れるようになった」などの声が寄せられている。残金(745,209円)は今後の協議会運営経費に充当使用したい。
金華山参道修復
金華山参道修復
流燈
流燈

≪NPO法人AED無料設置普及推進協議会≫
福島県新地町・小川公園応急仮設住宅集会所(111戸・約150名)、同広畑応急仮設住宅集会所(84戸・約120名)、福島県相馬市・大野台第3応急仮設住宅集会所(32戸・約50名)、宮城県女川町・町民多目的運動場仮設住宅集会所(154戸・約200名)にAEDを設置した。AEDは冬季にも使えるように保温屋外ボックスに入れて各集会所の外側に設置したので、夜中のいざというときにも使えるようになった。
   

≪任意団体 RQ被災地女性支援センター≫
仮設所在地で「手づくり講座」を開催した。これにより仮設住宅内のコミュニケーションの促進、高齢者の引きこもり防止が図れている。また、独自の「さざほざ」ブランドを立ち上げ、地域の特色とそこで暮らす人々の知恵を生かした商品の開発、製作、販売をおこなっている。こうした事が被災地の女性たちのやりがい、生きがいに繋がっている。また、各地域の仮設住宅を訪問して、そこでの周辺環境、支援の充実度、住居者の家族構成や暮らしの様子などを調査することが出来た。利用者から、「年をとっている自分が、これから何ができるか不安だが、仮設住宅の人たちと一緒に手仕事に取り組みたい」「ただ家にいても津波のときのことを思い出して辛くなる。何か作業ができるのがありがたい」などの声が寄せられている。寄付金686,609円は集会場でのイベントに89,708円、手仕事講座に570,558円、手仕事コーディネーター費用として39,968円(合計700,234円)を充てた。(寄付額全てを使用した。)
編み物教室
編み物教室
餅つき
餅つき
総額: 27,182,134円  

≪注記≫
「東日本大震災支援基金」による寄付金の募集:
個人を含む皆様から頂いた寄付金を、被災地の復旧・復興に関わる活動に取組むNPO等に配布するために設けました。 一刻でも早く活動資金として利用していただくよう、迅速な寄付先の選定、寄付金の配布を行うことを目的としました。なお、これに係わる本協会の事務手数料は無料としました。

「フィランソロピーバンク事業の一環」としての被災地活動団体への寄付:
フィランソロピーバンクは企業・団体の従業員・職員の方々からの寄付金を企業・団体毎に取りまとめ、 フィランソロピーバンク基金として寄付いただきます(個人のご寄付についてはご相談ください)。この基金の使途を被災地支援として頂き、震災支援活動をするNPO等の適切な寄付先を選定、配布いたします。事務手数料として 寄付金額に応じ、5~7%頂戴いたします。