あけましておめでとうございます

昨年は、当協会の事業にご理解・ご協力を賜り、誠にありがとうございました。
目まぐるしい一年でしたが、世界各地での紛争、自国ファーストの横行、国内においても、目を疑いたくなるような各地での事件や不祥事など、不安に立ちすくむことが多い一年だったように思います。かけがえのない一人ひとりのいのちが軽んじられている、と思わざるをえません。
そういう今だからこそ、一人ひとりが、諦めたり嘆くのではなく、しっかりと現実と未来を見つめながら、何を大切にするのかを自らに問い続け、また、他者に働きかけながら一歩ずつでも希望ある未来をつくるため、歩み続けることが大事だと改めて心に刻んでおります。
先日、当協会のスタッフが、僧侶の法話でよく聞く言葉を肝に銘じている、と教えてくれました。
「逃げれば暗い、引き受ければ明るい」
今の時代はその覚悟がなければどんどん悪化の一途をたどることも実感します。同時に、スタッフに教えられることに嬉しさを感じる昨今です。
一方、足元を見つめ、周囲の人に温かい眼差しで心を配り、未来を見据えた生き様を見せてくださる方、社会課題をビジネスを通じて解決したい、と果敢に挑戦する経営者、深刻化・複雑化する社会課題にしっかり向き合い、毅然とその解決に向かって努力し続けているNPOの人たちに少なからず出会うことができた一年でもありました。その輪を拡げてまいりたいと思います。
今こそ、私たち人間も自然の中の一部であることを謙虚に受け止めることが不可欠になっています。そして、個人は市民として、企業は企業市民として、即ち、社会の一員、未来にバトンを渡すものとしての責任を持って、暮らしに、仕事に取り組んでいくために、頼りにされる伴走者となれるように努めてまいります。
今年も、忘れられがちな人たち、見落としがちな社会課題にもしっかりと向き合い、皆様の共感を得ながら事業を進めてまいります。首都圏だけでなく全国各地にも出向き、企業・行政・NPO・学校等と連携し、地元の人たちの参画も心がけた事業を展開してまいる所存です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
本年の皆様のご多幸・ご健勝をお祈りいたします。
2026年 元旦
公益社団法人日本フィランソロピー協会
理事長 髙橋 陽子