◆ 大賞
アプリシェイトグループ
≪贈呈理由≫
高齢ホームレスの人たちを人間として尊厳のある存在として位置付け、社会がそうした人たちにどう報いるか。生活保護費支給申請のための居住地の提供と、支給された金銭を居住のためのコストに充当することでホームレスの生活改善の一翼を担っている。居住者たちは親類縁者や社会から見放された人が多い。一人きりの生活から一変して、終の棲家として精神的にも身体的にも包括的に見守られ生活を送っている。 そして、地域に定住することによって、支給されたお金が地元に落とされ一時はシャッター通りと化した町が復活している、という副次効果もある。
≪活動内容≫
社会的弱者の生活改善支援
◆ 特別賞/NPO支援賞
近畿労働金庫
≪贈呈理由≫
地域で集めたお金を地域の発展に使うという資金の地域循環システムを構築。2000年4月から始まったNPO事業サポートローンは、事業歴2年以上経っていることを条件に福祉分野のみに対する融資。このローンでの貸し倒れは1件もなく、同様の融資の可能性を実感。2006年10月までのNPO融資額合計6億2,000万円、今後拡大の予定。 2005年12月からは京都を中心に、地元のきょうとNPOセンター、京都労働者福祉協議会の3者の連携で(きょうと市民活動応援提携融資制度)社会貢献融資を開始。公益性審査は、きょうとNPOセンターに依頼、その後、近畿ろうきんの審査部が審査するという協働による新システムを用いている。
≪活動内容≫
市民活動支援のための融資制度
◆ 特別賞/町なみ再生チャレンジ賞
建都住宅販売株式会社
≪贈呈理由≫
合理化、合理化で京町屋は次々と壊され、5年で15%がなくなっている。いま残っているのは27,000軒。住まなくなった町屋を処分しようとするケースは多くなっているが、「貴重な京都の財産を破壊したくない!」と30年後の京町屋を意識して、町づくりに努めている。都市居住推進研究会を組織し、京大名誉教授の巽和夫先生をはじめとする研究者の協力を得て、京町屋が破壊される前に購入し、地元の木材を使って、地元の大工さんなどの手によって地産地消型で改装。この改修事業で資金が必要となるが、京都市周辺の不動産会社などで有限責任中間法人・京都不動産投資顧問業協会を設立。再生した京町屋3軒を対象に1億500万円を集めた。現在レストラン、雑貨商として運営中。民間資金による町なみ保全のモデルとなっている。
≪活動内容≫
京都の住文化継承支援
◆ 特別賞/地域の子ども安全賞
綜合警備保障株式会社
≪贈呈理由≫
同社の経営理念は「ありがとうの心」と、強く・正しく・温かい「武士の精神」。感謝の心を忘れずに、という創業者の理念を形にしたものとして、創業2年後の1966年から「ALSOKありがとう運動」を開始し、社員・役員からの募金(一口100円)を寄付している。
2004年、神奈川県茅ヶ崎市の浜之郷小学校から総合学習の時間に安全指導・犯罪から身を守るための指導をして欲しい、という依頼を受けたことがきっかけで2005年には全国で展開。現役のガードマンが出前授業をするというのは同社が初。講師となる従業員には社内研修が年に2回行なわれ、マスター制度をもうけ現在3段階(1級、2級、3級)になっている。2004年9月~2006年9月の実績は、学校数1,387校、授業回数6,284授業、児童数19万4,693名、参加従業員約750名。
≪活動内容≫
「ALSOKあんしん教室」での小学生向け防犯教育
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