<贈呈理由>
同社では、グループ社員有志が、児童養護施設へ定期的に訪問する活動を1997年より実施している。子どもたちが施設へ入所する理由は様々だが、6割程度が虐待であり、彼らが大人と触れ合うことで愛情を感じ、社会性を身に着けることを目的としている。継続的かつ適切に子どもたちと触れ合い、向き合うことを大切にし、それぞれの施設に合った様々なイベントが社員の手作りで実施されている。20年間で延べ6,258名の子どもたちが参加した。
社会的養護の必要な子どもの課題がまだそれほど一般的でなかった時代に、社員による自発的な活動が社内で認められ、事前研修などの人材育成の枠組みを構築しながら、グループ全体のプロジェクトとして発展させていることを高く評価し、「企業フィランソロピー大賞」を贈呈する。