フィランソロピーバンク支援状況
【第二次寄付先と寄付金の使途】

1.配布先:社会福祉法人みのり会 通所更正施設るばーと

寄付金配布額: 2,500,000円
使途:施設建物の修復費用

通所更正施設「るばーと」は重度・重複障害者の通所施設であるが、津波によりその施設に大きな被害を受けた。 さらに、3月11日の地震後、緊急仮施設として開所した施設も、4月7日の余震により事務所の内壁が崩れるなどの大きな被害を受けている。 施設の必要性から、すぐさま修復工事を行ったが、想定したよりも被害が大きい上、津波で流された施設の多額のローン残債が残り、 施設運営にかなりの困難を極めている。寄付金は施設建物の修復費用として使用される。

2.配布先:任意団体CILたすけっと

寄付金配布額:2,000,000 円
使途:被災地障がい者センターみやぎ「県南・県北新拠点作りプロジェクト」

震災後、避難所に入れずに親戚の家や介護施設などで一時的に生活している障害者が少なくない。「たすけっと」ではこうした人たちに対する 相談や、生活物資の輸送等の支援を行っている。現在は仙台市の拠点から県北、県南までスタッフが出向いているが、遠方のため充分な支援が 困難である。県北、県南に新しい拠点を設けることにより支援の密度を上げる事ができる。寄付金はこれらの拠点の整備費等として使われる。

3.配布先:特定非営利活動法人杜の伝言板ゆるる

寄付金配布額:1,500,000円
使途:「被災NPO復興サイト」の立ち上げと運営資金

震災後の宮城県内のNPOの多くが資金繰り、借入金の返済に困難を感じている。こうした状況で、インターネットにより現地の実情を伝えながら 資金援助を広く呼びかける専用サイトの構築を計画している。特に、地方の小規模の組織にとって、資金の調達は難しく、このようなサイトの設置は 極めて有効と考えられる。また、これにより、大きな組織のみに資金が流れるという偏りを無くし、必要な資金供給が可能になる。

4.配布先:特定非営利活動法人うつくしまネットワーク

寄付金配布額: 1,000,000円
使途:救援物資活動のための新基地(相馬市)開設費用

「うつくしまネットワーク」は被災地で求められる全国からの救援物資を配布している。被災地への救援物資の配布はまだまだ行き届いていない地域が多く あり、これからもこうした物資の配布活動が必要とされる。寄付金により新しく相馬市に「基地」を設け救援物資配布活動を充実させる。

5.配布先:任意団体Save Iwate

寄付金配布額:1,000,000円
使途:山田高校学習支援活動

岩手県立山田高校は甚大な津波の被害を被った山田地区にあり、地元の中核となる人材を輩出している高等学校である。被災地の復興・復旧を図るためには 被災地を牽引する若い人たちの力が必要であり、震災被害の状況を体験している現地の青少年の育成が求められる。山田高校の生徒を対象に勉強の遅れを 取り戻す学習支援を行うプロジェクトはボランティアとして参加しようとする岩手県の学生達が地元の復興の一助として自発的に実施を提案したものでもある。 寄付金は教材費、盛岡から山田までの交通費等に使用される。