フィランソロピーバンク寄付先から届いたメッセージ
【第一次寄付先】

1.配布先:NPO法人アムダ(岡山市北区)

寄付金はAMDA東日本大震災緊急医療支援事業の医療チームの派遣費の一部に充当しました。岩手県釜石市(3/15~31)、岩手県大槌町(3/15~4/20)、 宮城県南三陸町(3/19~4/20)、宮城県仙台市(3/12~21)に医療チームを派遣(4月30日までに149名の医療スタッフを派遣しましたが、この寄付金により34名を 派遣できました)、診療所での診療、巡回診療を行いました。診療以外にも物資の提供、栄養プログラムの作成、子どもたちへのロールケーキの配布等を行いました。また、地震発生以来 4月20日までの期間で約7,000名の患者さんの診療を行うことが出来ました。こうした支援活動に対して、避難所で過ごす住民を始め、多くの方々から感謝の手紙を頂いております。

大槌高校内診療所で診察に当たる医師 避難所でロールケーキに喜ぶ子どもたち
大槌高校内診療所で診察に当たる医師 避難所でロールケーキに喜ぶ子どもたち

2.NPO法人セカンドハーベスト・ジャパン(東京都台東区)

3月14日以降、個人・団体から約3,500 個(約69t)、企業から約300tの支援物資の寄付を受け、当団体が直接送ったトラック便数も6月15日現在で65便 となりました。多くのボランティアの協力で、これらの支援物資を仕分けし、気仙沼、大船渡、登米・南三陸、石巻、南相馬、仙台などへ運ぶことができました。頂いた寄付は、 主にガソリン代および炊き出し費用に充当しましたが、4月30日までの48便で、およそ24,000人の被災された方々への物資の配布ができたことになります。また、南三陸町志津川の 被災者約200人に対し4食、延800食の炊き出しを行うことができました。 配布をするたびに被災された皆さんから「ありがとう」の言葉を頂くとともに、次回の配布を心待ちにして くださる方々が沢山おります。

2hj事務所倉庫前での救援物資仕分け作業(東京・浅草橋) 救援物資配布(石巻市)
事務所倉庫前での救援物資仕分け作業(東京・浅草橋) 救援物資配布(石巻市)

3.NPO法人せんだい・みやぎNPOセンター(宮城県仙台市)

気仙沼、石巻、仙台、多賀城、名取などの被災地を中心とした地域で活動するNPOの活動基盤を強化するためのネットワークの構築、更には地域住民、行政などと 連携し、宮城県の復興と再生を目指した地域づくりのための基盤強化を目指したプログラムを実行するための資金の一部として使用しております。この中には、厳しい生活環境に ある被災者のなかでも特別な配慮を必要とする方々(たとえば、高齢者、妊産婦、障がい者、などアレルギーや難病を抱えている方)が現状よりも悪化することのないように 「被災者とNPOをつないで支えるプロジェクト」という取り組みを含みます。これは避難所や仮設住宅入居者への生活環境、状況に関するアセスメントを行ない、NPOや専門機関へ つなぐ支援を行い、長期にわたる避難生活の改善につなげる取り組みです。現在、これらの活動の一部が進行中ですが、今後予定する活動も含め、地域住民、行政を始め多くのNPOと 協働した、地域に根ざした復興プログラムとすることを目指しています。