自然環境の深刻な悪化、経済格差の進行や新たな技術の急速な進展による予期しなかった問題の発生など、企業をとりまく環境はまさに激変しています。そのような中、企業の果たす責任も大きく変化しています。それは社会から期待される役割であると同時に、企業が生き延びていくための「条件」にもなっています。 たとえば、国連が採択した持続可能な開発目標（SDGs）は、2030年の目標達成に向けて各国が努力を始めているのはもちろんですが、企業もそれに積極的に参加する動きが拡大しています。それは、現在の深刻な状況を克服するためには、国や国際機関などの力だけでは不十分で、企業の様々な力が必要であるという事情に加えて、2030年までに持続可能な社会の条件を整えなければ、企業活動を継続する環境が失われてしまうという切迫感からくる動きと言っていいでしょう。企業が中核的担い手として推進することで、他のステークホルダーの自覚と実践を促し、さらにはその動きが新たなビジネスを生み、ステークホルダーからの信頼と期待を得て、ビジネスとしても新たな地平を拓くことに繋がると考えられます。 つまり、いま新たなビジネスの「条件」や「ルール」が作られていると同時に、新しいルールの中でどのように価値を産み出していくのかが問われているのです。2030年に向けてこれからどのように企業経営を行なえば成功できるのか。サステナビリティの様々な分野に精通し、それを経営に活かすことを専門とする 株式会社レスポンスアビリティ の足立直樹氏を総合プロデューサーに迎え、その道筋を多角的に考える機会を作りたいと考えました。 毎回終了後には懇親会を開催し、講師を交えてさらに深く議論する機会を設けます。単なる学習の機会ではなく、企業経営に活かして実践するための場としてぜひご活用ください。

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