映画『MINAMATA-ミナマタ』上映&アフタートーク

2023.3.11 開催終了
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Latest Update:2023.03.24
開催報告
このイベントは、東日本大震災から12年目となる2023年3月11日に、大阪梅田の阪急百貨店で開催し、約200名の方にご参加いただきました。
 
映画『MINAMATA』
映画『MINAMATA』は、アメリカの写真家ユージン・スミス氏が、真実を追い求め、命がけで撮影した写真が、米雑誌『LIFE』を通して世界に発信されたことで、「水俣病」が広く知られることになった社会問題のドキュメンタリーです。
 
「いのち」と、いのちを守るためのまっすぐな意志、それらを伝えるアートの力を感じる作品で、世界のあちこちでいのちが軽んじられていると言わざるを得ない今日、今を生きるすべての人にいのちを守り抜くことの価値を、自分事として考える大きなきっかけにしていただけたのではないでしょうか。
 
『共に生きる』と題したアフタートークのゲストは、ご両親がろう者で耳の聞こえる子ども(CODA)として手話を母語に育った尾中友哉さん。「子どもの時、両親と一緒にテレビを観て笑い合いたかった」「友だちと初めて美味しいね、と言い合いながら手を取り合って踊ったことが忘れられない」など語っていただき、人と交わりつながるための言葉の重要さと同時に、言葉を超えた共感や喜びも参加者の皆様にお感じいただけたようです。
アフタートーク『共に生きる』で対談する
NPO法人Silent Voice 代表理事・尾中友哉さんと
当協会理事長・高橋陽子
 
この日のイベントはバリアフリー映画会と銘打って、映画『MINAMATA』には日本語字幕や音声ガイド(スマホアプリ利用)が付き、アフタートークには手話通訳と要約筆記(文字通訳)が付きました。
 
聴覚障がいのある方々の近くにいた参加者からは、「自分が笑ったときに、一緒に声を上げて笑っておられた、泣きそうになった時横を見たら、やはり涙を拭いておられた、それを見てバリアフリー上映の真髄を知った」という感想をいただきました。
 
「MINAMATA」や東日本大震災をはじめ、世界中で起きている様々な問題に向き合い個々の事象を通して、いのちの重みの普遍的な価値を伝え継がなければならないことを、主催者としても改めて実感いたしました。
 
2025年開催予定の大阪万博に向けて、これからも、いのちの尊さを共に考え伝える機会をバリアフリーアートとして提供してまいります。このイベントにご参加・ご協力いただきました皆様に心よりの御礼を申し上げます。
 
公式チラシおもて
 
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公式チラシうら
2023.3.11 映画『MINAMATA-ミナマタ』上映&アフタートーク開催報告 おわり
開催日:2023.03.11
最終更新:2023.03.24