メールマガジン

配信日時:2024.03.01 16:00
 
 公益社団法人日本フィランソロピー協会(JPA)メールマガジン 
https://www.philanthropy.or.jp/
【毎月1日・15日発行】
(1日・15日が土曜・日曜・祝日の場合は翌営業日に発行します。)
 2024-03-01 
配信準備中
 
先日、福島の原発事故を風化させないために、福島県いわき市で原子力災害考証館 furusato を開設された里見喜生さんのお話を聞いてきました。考証館開設にあたって実は地元の反対の声が多く、開館までなんと10年もの月日を要しました。開設が風評被害の種になるという主張が多かったとか。「自然災害は語り部が多いが人災に対しての語り部は非常に少ない」という里見さんの言葉の裏には補償や権利の問題が複雑に絡み、それぞれの主張が人々を分断していく様子が垣間見えます。
 
一方で、別の方からは令和6年能登半島地震の避難所では高校生ボランティアが活躍しているという話を聞きました。大人が自分の権利ばかりを主張するのに比べ、高校生は被災者の事情を聴きとり、不公平なく支援が行き渡るように運営をしていると言います。現在、社会の一員として、自律・自立・共助の精神を醸成するためのシティズンシップ教育の重要性が見直されていますが、まさしく彼らの活動は利他の精神にあふれた、社会の一員としての自律的な活動と言えるでしょう。次世代が活躍する環境づくりが今こそ必要です。
 
JPAでは2024年度、さらに次世代の育成に注力していきます。皮切りに 次世代育成プログラムの企業データベース を開設いたしました。今月の定例セミナー(2024年3月28日開催)では、企業の次世代教育プログラムの好事例から次世代育成について考えます。皆さまと一緒に、次世代が活躍できる環境を整えていきたいと思います。
 
(三宅玲子)
 
 
INDEX 
JPAからのお知らせ
フィランソロピーニュース
イベント
 
 
 JPAからのお知らせ 
 
第417回定例セミナー
次世代教育プログラムのグッドプラクティスから学ぶ
~企業としての評価と教育成果の狭間をどう埋めるか~
2020年にスタートした新しい学習指導要領で主体的な学びの「探求学習」が重要視されている状況において、社会の一員としての学校という捉え方が求められ、教育の場における企業に対する期待も高まっています。実際のプログラム遂行において、教育の成果を見るには長期的な視野が必要となる一方で、企業が提供するプログラムには様々なステークホルダーへの説明責任があります。このセミナーでは、3社の好事例を学ぶことで、長期的視点が求められる教育プログラムの社内評価の軸の置き方や、他社・他セクターとの連携などについて考えます。
・日時:2024年3月28日(木)15:00~17:00
・会場:日鉄興和不動産株式会社(東京・溜池)
・講師:森 悠介さん
    ソニーグループ株式会社 サステナビリティ推進部
    ソーシャルイノベーションチームシニアマネジャー
 
    平野里美さん
    阪急阪神ホールディングス株式会社
    サステナビリティ推進部(社会貢献担当)
 
    筒井雪美さん
    三井物産株式会社 サステナビリティ経営推進部
    グローバルソーシャル事業室
・定員:30名
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/seminar/417/
職員募集
JPAは、SDGs時代において、さまざまな立場の人の人間としての共感を軸に、他を思いやり、誰にも「居場所と出番」のある社会づくりを目指したいと考えています。このようなJPAのビジョンに共感を持ち、共に働く意欲のある方々の応募をお待ちしています。
・募集職種
 1. 経理・総務担当者
 2. 研修開発およびプロジェクト推進担当者
 いずれも1名ずつ
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/recruit/
フィランソロピーバンク能登半島地震支援基金
2024年1月1日から発生が続く能登半島地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申しあげます。復興支援活動は長期化することが想定されるため、JPAは「基金」として寄付を募り、現地の状況に応じた支援活動を進めます。被災地域支援の「支援金」寄付活動へのご協力をお願いします。
・寄付受付期間:第1次として 2024年6月30日(日)まで
・詳細:https://www.philanthropy.or.jp/pb/noto2024/
 
 
 【フィランソロピーニュース】(順不同) 
 
◆1. 文部科学省
「いーたいけん(青少年の体験活動推進企業表彰)」の受賞企業を決定
・詳細:https://www.mext.go.jp/
◆2. イオン株式会社、イオンリテール株式会社
石川県穴水町、珠洲市、能登町の保育園、小・中学校に通う子ども・教職員らへ延べ2万食分の給食の補食を提供
・詳細:https://www.aeon.info/
◆3. 一般財団法人日本アムウェイ財団
「能登半島地震 被災地奨学生」の緊急募集を開始
・詳細:https://www.amway.co.jp/
◆4. 環境省
「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の受賞企業を決定
・詳細:https://www.env.go.jp/
◆5. 大同生命保険株式会社
中小企業向けに「サステナビリティ経営実践ガイド」を発行
・詳細:https://www.daido-life.co.jp/
◆6. 明治安田生命保険相互会社、公益社団法人日本プロサッカーリーグ
「シャレン!で献血」協力者数が1万人を突破!
~Jリーグ全クラブ等と協働し、安定的な献血の提供に貢献~
・詳細:https://www.meijiyasuda.co.jp/
 
 
 【イベント】(開催日順) 
 
◆1. 東日本大震災風化防止イベント~復興・その先へ 2024~
東北4県(青森県、岩手県、宮城県、福島県)と東京都が、復興支援への感謝を伝えるとともに、被災地の復興状況や魅力等を発信します。
・主催:東日本大震災復興フォーラム実行委員会
・開催期間:2024年3月7日(木)~11日(月)各日11:00~19:00
・会場:汐留シオサイト地下通路(東京都港区)
・詳細:https://www.pref.iwate.jp/
◆2. 梅田防災スクラムの日
来街者向け防災イベントです。防災に取り組む11の団体が集結し、大人も子どもも楽しみながら学べるコンテンツを提供します。
・主催:梅田地区エリアマネジメント実践連絡会
・日時:2024年3月10日(日)11:00~17:00
・会場:グランフロント大阪 北館1Fナレッジプラザ(大阪市)
・詳細:https://umeda-connect.jp/
◆3. 脱炭素経営フォーラム
バリューチェーン全体での脱炭素化を推進するためのフォーラムです。2023年度、環境省で実施された脱炭素経営を支援する各モデル事業の取り組み事例が共有されます。
・主催:環境省
・日時:2024年3月13日(水)13:30~17:00
・会場:虎ノ門ヒルズフォーラム ホールB(東京都港区)および
    オンラインのハイブリッド開催
・詳細:https://www.env.go.jp/
◆4. 市民とNPOの交流サロン
さまざまな分野で活躍するNPO団体がその活動を紹介する交流サロンです。今回は、「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる」ことをビジョンに活動している認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえが登壇します。
・主催:一般社団法人新宿NPOネットワーク協議会
・日時:2024年3月14日(木)18:45~20:45
・会場:オンライン開催
・詳細:https://peatix.com/
◆5. ひとりぼっちのいないまちをつくる
第1部は「居場所の包括連携によるモデル地域づくり(全国)」の実践報告を、第2部は「プロフェッショナル仕事の流儀」などでも紹介された奥田和志さんが「助けてと言えるまち~ひとりにしないという支援~」をテーマに講演します。
・主催:一般社団法人タウンスペースWAKWAK
    高槻市市民公益活動サポートセンター
・日時:2024年3月23日(土)14:00~16:30
・会場:大阪府高槻市高槻城公園 芸術文化劇場および
    オンラインのハイブリッド開催
・詳細:https://ts-wakwak.com/
◆6. NPOの信頼性についての意識調査発表会
全国3,000名のアンケート回答から市民に選ばれるNPOの信頼性の要素を紐解きます。JPAの事務局長も登壇します。
・主催:公益財団法人日本非営利組織評価センター
・日時:2024年3月29日(金)13:30~15:00
・会場:オンライン開催
・詳細:https://jcne20240329.peatix.com/
 
あなたの誕生日を誰かのために
< 誕生日寄付 >
1枚の名刺からはじめる社会貢献
< フィランソロピー名刺 >
フィランソロピー名刺
 
公益社団法人 日本フィランソロピー協会(JPA)
〒100-0004 東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル244区
TEL: 03-5205-7580 FAX: 03-5205-7585
URL: https://www.philanthropy.or.jp
QRコード
「メールマガジン 2024-03-01号」おわり