12月の定例セミナーは、日本のイノベーション研究の第一人者である一橋大学の米倉誠一郎先生と、社会起業家として活躍する2人の若手経営者、そして企業の中で社会課題解決のための新規事業に取り組む担当者との熱き対話と交流の場をご用意いたしました。
"既存のビジネスのフレームワークや常識では解決できない、このまま手をこまねいていては見たくない未来がやってくる"と警鐘を鳴らし続ける米倉先生のお話と、ビジネスとして課題に取り組む3人の思いと実践事例をご紹介いたします。
CSR/社会貢献のご担当者だけでなく、ソーシャル・ビジネスとの連携による課題解決に関心のある方や、新たな視点での企画開発を模索しておられる皆様が、これからの事業を考える上でのヒントにしていただければ幸いです。
セミナー終了後には、忘年会も兼ねて、米倉先生を囲んでの交流会を開催いたします。ケアプロの 「ワンコイン健診」 (血管年齢測定)や、普段東京では買えないDari K(ダリケー)の商品(チョコ、トリュフ等)販売コーナーも設ける予定です。
多様な連携によるフィランソロピー(コレクティブ・フィランソロピー)実現に向けた出会いの場にしていきたいと思っております。どうぞ社員の皆様にもお声がけのうえ、多数ご参加ください。
【第一部】 16:00~18:30
(1) オープニング・レクチャー
『見たくない未来がやってくる~イノベーションとパラダイムチェンジ』
米倉誠一郎 (よねくら・せいいちろう) 氏
一橋大学イノベーション研究センター教授
< プロフィール >
1953年、東京新宿生まれ。現在、一橋大学イノベーション研究センター教授、六本木アカデミーヒルズ日本元気塾塾長、プレトリア大学GIBS日本研究センター顧問、『一橋ビジネスレビュー』編集委員長。
一橋大学社会学部(1977年)・経済学部(1979年)卒、同大社会学修士(1981年)。ハーバード大学PhD(歴史学博士、1990年)。企業経営の歴史的発展プロセスを戦略・組織・イノベーションの観点から研究。
著書に、『経営革命の構造』(岩波新書)、『企業家の条件』(ダイヤモンド社)、『脱カリスマ時代のリーダー論』(NTT出版)、『創発的破壊:未来をつくるイノベーション』(ミシマ社)、『オープン・イノベーションのマネジメント』(有斐閣)、『二枚目の名刺 未来を変える働き方』(講談社)など多数。
(2) 社会課題解決のためのビジネス事例発表
① 『すべての人にヘルスサービスを~日本式医療サービスでGlobal Healthを目指す』
川添高志 (かわぞえ・たかし) 氏
ケアプロ株式会社 代表取締役社長、看護師・保健師
< プロフィール >
1982年横浜生まれ。2005年3月 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中より経営コンサルティング会社勤務。その後、東京大学病院で看護師として勤務しつつ、東京大学医療政策人材養成講座にてケアプロの事業を構想し、優秀成果物”特賞”を受賞。 2007年にケアプロ株式会社を設立。アショカ・フェロー、世界経済フォーラムダボス会議グローバルシェイパーズなどに選出。
② 『 「与えられるフェアトレード」 から 「自ら勝ち取るトレード」 へ 』
< プロフィール >
慶応義塾大学経済学部、京都大学大学院、オックスフォード大学大学院卒業。モルガン・スタンレー証券株式会社(現・モルガン・スタンレーMUFG証券)投資銀行アナリスト、スピードウェル株式会社(投資顧問・ヘッジファンド)アナリスト、公益財団法人統計情報研究開発センター研究員を経て、2011年Dari K株式会社を設立。
③ 『企業の社内新規事業提案制度
____~一時保育利用希望者と保育園空き枠のリアルタイムマッチングサービス』
< プロフィール >
1985年生まれ。2007年日本女子大学文学部日本文学科卒業。2013年 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ(RMP)に中途入社。現在、株式会社リクルートホールディングスに兼務出向中。
自身の結婚をきっかけとして、日本の子育て環境とそこに潜む本当の課題は何か?ということに強い問題意識を持ち、保育園や子育て支援施設でボランティアを行う過程で、本サービスを立案。主務はRMP自動車事業本部 カーセンサーの事業戦略グループ。
(3) パネル・ディスカッション 『社会の難題にどう立ち向かうか』
【パネリスト】 |
川添高志氏 |
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吉野慶一氏 |
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鳥巣彩乃氏 |
【モデレーター】 |
米倉誠一郎氏 |
【第二部】 交流会 18:45~20:30