NEC匠塾
 
第1期 匠塾/修了式 ワークショップ 第2期 匠塾
開催終了
当協会とNECは、「NEC匠塾」(塾長:高橋陽子/公益社団法人日本フィランソロピー協会理事長)を開講いたしました。この塾は、定年後の第二の人生で、これまで身に付けたスキルや 経験を社会のために役立てたい方のための講座です。企業退職者やシニア層が、ソーシャルビジネス起業に挑戦する 足がかりとし、地域における新たな起業や雇用創出等につなげる一助とします。
開催日時 2012年3月26日(月) 15:00~17:00
会 場 NEC本社
修了生 8名
プログラム
(1)ディスカッションとシェアリング
(1)「シニアが社会で活躍するための5ヶ条」
(2)「自分への約束」発表
(3)修了証授与

(1)ディスカッションとシェアリング
(1)「シニアが社会で活躍するための5ヶ条」
受講生8名が2グループに分かれ、これまでの学びをもとに、シニアが社会で活躍するために必要な心構えや取り組みを話し合い、発表しました。




チーム「サンフラワー」の5ヶ条
1.キャリアの棚卸しをする
2.価値観を押しつけず、自信を持って謙虚に対応する
3.意識的に時間を作る
4.活動を継続するために“楽しくやる”という気持ちを持つ
5.同じ志を持つ仲間を作る(ネットワークを活用する)
チーム「カモメ」の5ヶ条
1.健康第一(=活動する上での基本の基本)
2.何をしたいかを、自ら見つける
3.威張らない姿勢(=自分の経験・価値観を押し付けない)
4.惜しまない姿勢(=自ら働きかけ積極的に動く)
5.報酬よりも感謝を大切に
謙虚に学ぶ姿勢。自分が「やりたい」「やろう」と思うことが大切。「お金」ではなく「感謝」を報酬と考え皆が喜んでくれることを優先する。また、早い段階から家族と将来設計や地域支援などについて話し合い、理解を得ることも重要との意見が出ました。

(2)「自分への約束」発表
一人3分程度でこれからの目標、アクションプランを発表しました。
◆過疎地の活性化と自然環境の維持・再生に興味があって受講。インターンシップで参加したNPO法人農商工連携サポートセンターの活動に共感し、継続して活動しています。組織は小さいけれども、いろいろな仕事が経験でき、多様な人との出会いがあり、人脈を作ることができます。現在の活動を今後に生かしていきたいと思っています。
◆定年退職者が地域社会の活動に参加しやすいマッチングの仕組みを作っていきたいと思っています。地域で定年退職者を募って希望に沿う団体を紹介し、地域の居場所(サロン)を設置したいと計画しています。
◆社会貢献ファンドの立ち上げ・運営に取り組むことが目標です。ファンド運営のノウハウや情報収集を行なっていきたいです。
◆震災復興のサポートにより深く関わっていきたい。自らの実践を通して、シニアの社会貢献のあり方を体現していきたい。
◆日本とヨーロッパの交流を深めたい。高齢者のロングステイ事業を通じて文化交流を推進したいと思っています。
◆まだ漠然としていますが、経済中心の生活から心の充足に力点を置くようなライフスタイルを実践し、年金に頼らずに暮らせるような社会を作りたい。高齢者をドライブに連れて行くなどのプライベートなサービスができる装置を作りたい。
◆自分に何ができるか、何をしたいかを明確にするために入塾しました。自分の何に自信を持って社会に貢献出来るだろうと考えた時、英語力とキャリアアドバイザーの資格を生かしたいと思いました。これらをより実践的に使うために研鑽を積みながら、継続できる活動を探していきたいです。匠塾でのカリキュラムを通じて広がった視野を具体化していくことが今の目標です。
◆環境関連の活動をしていきたい。今後、具体的な取り組みを探していきたいです。

(3)修了証授与
日本電気株式会社(NEC)CSR推進部長の鈴木 均 氏より、受講生一人ひとりに修了証が手渡されました。


< 感想 >
~運営アシスタントとして参加した大学生インターンからの感想~
シニアの方々が退職後、どのような形で社会貢献できるかを本気で議論・発表されていて、その真剣さに圧倒されました。「何かしたい」ではなく「何がしたい」に変えていかなければいけないという考えは、今の自分たちにも通じるものがあると感じました。
一人ひとりが先を見据え、明確なビジョンを描こうとされていたことは、非常に刺激になりました。
今回の経験を自分のためにも活かしていきたいと思います。