当協会では、2009年から毎年NPOの次世代リーダーを対象とした合宿型のリーダーシップ研修「アメリカン・エキスプレス・リーダーシップ・アカデミー」(共催:アメリカン・エキスプレス財団)を実施しています。
2014年3月20日(木)から22日(土)の3日間で開催した今年の研修には、公募や推薦を通じて全国から集まった30名の研修生が参加。「ソーシャル・マーケティング」や「ロジカル・シンキング」、「モチベーション・マネジメント」 などの昼間の講義を終えた後に、毎晩深夜までグループワークを行なって、「社会的課題を解決するためのクラウド・ファンディング・プロジェクト」 を作り上げました。
総合監修・米倉誠一郎先生(一橋大学イノベーション研究センター 教授)は、『創発的破壊が日本を創る』 と 『脱カリスマ時代のリーダーシップ』 の二つの基礎講座を担当。NPOの弱みや課題を指摘しつつ、「日本の新たな経済発展のためにはNPOの力が必要。そのためにはNPOにもイノベーションが求められている」と研修生を激励しました。
最終日には、1期生から5期生までの卒業生たちが、首都圏だけでなく大阪や福島からも駆けつけ、グループワークの成果発表であるプレゼンテーションを傍聴。研修最後のラップアップセッションでは、卒業生6名がファシリテーターとなり、研修での学びや気づき、意識の変化をグループ内で共有しました。
研修最後の感想共有では、「自分にはリーダーシップは無いと思っていたが、“リーダーシップはスキルであり、誰でも磨けば伸ばせるもの”と教えられた。」 「NPOで働くことに誇りが持てた。」 「一生のうちでもう二度とないような濃密な学びの時間が過ごせた。」というコメントが寄せられました。
第6期までの研修を終えて卒業生は144名になり、福祉や環境、まちづくり、国際協力などの活動分野を超えて活発な交流が行われています。