第251回定例セミナー「企業の社会貢献活動におけるソーシャルメディアマーケティングの有効活用とは」


講師: 池田紀之氏(株式会社トライバルメディアハウス代表取締役社長)
    池田勇人氏(同 SMMコンサルティンググループ SMMアナリスト)

mixi、twitter、facebookなど、近頃話題のソーシャルメディア。
「どうやらクチコミのようなものらしいけれど、企業のCSRや社会貢献活動の情報発信ツールとして使えるものなのか?」、「活用する上での注意点は?」 −そんな疑問にまとめてお答えするセミナーを6月22日(火)、広尾にあるJICA地球ひろばのセミナールームで開催しました。

講師の池田紀之氏がまず冒頭で強調されたのは、「ソーシャルメディアを“知っている”と“使ったことがある”の間には、マリアナ海溝ほどの深い溝がある」ということ。 これまでのマーケティングとはまったく違うこれらのツールは、基本的には「人と人とのつながり」がベースであるため、相手との会話(対話)を楽しむつもりで、 まずはやってみることが大事。そして、その面白さ、新しさを体感しながら、中長期的な関係作りを目指して取り組むことがコツだそうです。
「良いこと」が広く伝播する特性を持ったソーシャルメディアは、企業のCSRや社会貢献活動に関する情報発信と非常に相性がいいとのこと。 ただし、企業が取り組む際に「自問すべき6つのこと」として、事前に目的や効果測定の指標を明確にする、上位役職者の承認やコミットメントを得る、 など具体的な注意点についても解説していただきました。
終了後の懇親会では、「twitterのフォローってどうやってすればいいんですか?」、「RTってなんですか?」という、講演中には聞けなかったという基本的な質問も出ました。 このセミナーをきっかけに、参加者の皆さんのマリアナ海溝がかなり埋まったようです。

講師の池田紀之氏 会場の様子