mixi、twitter、facebookなど、近頃話題のソーシャルメディア。
「どうやらクチコミのようなものらしいけれど、企業のCSRや社会貢献活動の情報発信ツールとして使えるものなのか?」、「活用する上での注意点は?」
−そんな疑問にまとめてお答えするセミナーを6月22日(火)、広尾にあるJICA地球ひろばのセミナールームで開催しました。
講師の池田紀之氏がまず冒頭で強調されたのは、「ソーシャルメディアを“知っている”と“使ったことがある”の間には、マリアナ海溝ほどの深い溝がある」ということ。
これまでのマーケティングとはまったく違うこれらのツールは、基本的には「人と人とのつながり」がベースであるため、相手との会話(対話)を楽しむつもりで、
まずはやってみることが大事。そして、その面白さ、新しさを体感しながら、中長期的な関係作りを目指して取り組むことがコツだそうです。
「良いこと」が広く伝播する特性を持ったソーシャルメディアは、企業のCSRや社会貢献活動に関する情報発信と非常に相性がいいとのこと。
ただし、企業が取り組む際に「自問すべき6つのこと」として、事前に目的や効果測定の指標を明確にする、上位役職者の承認やコミットメントを得る、
など具体的な注意点についても解説していただきました。
終了後の懇親会では、「twitterのフォローってどうやってすればいいんですか?」、「RTってなんですか?」という、講演中には聞けなかったという基本的な質問も出ました。
このセミナーをきっかけに、参加者の皆さんのマリアナ海溝がかなり埋まったようです。