◆ 参加校概要
学校名: 神戸市立白川台中学校 2015年度「
青少年フィランソロピスト賞」 (後援:文部科学省) 受賞校
創立年: 1972年 (昭和47年)
所在地: 神戸市須磨区白川台1-25-2
学校長: 又吉健二 先生
学級数: 9学級、特別支援学級1学級
生徒数: 277名
◆ 活動の名称
「トライやる募金」
地域での体験・交流活動 「トライやる・ウィーク(5日間30時間)」 の期間を活用した募金活動
◆ 実施プログラム概要
白川台中学校では、総合的な学習の時間で、2年生全員が参加する地域交流・体験活動 「トライやる・ウィーク」 の期間に、受入先の事業所で募金活動を行っています。
募金は、独居高齢者に年賀状をおくる 「やまももっ子年賀状大作戦」(2013年~) の資金として活用しています。
また、生徒全員がボランティアクラブの一員として、年間を通してさまざまな募金活動やボランティア活動を行なっています。
実施時期: 2015年5月~12月
授業時間: 36時間 (総合的な学習の時間)
募金協力先: 学区域の約40事業所
募金の使途: 「やまももっこ年賀状大作戦」
募金の使途: 学区域の独居高齢者からプロフィールを取り寄せ、オリジナルの年賀状を生徒が書いて発送する活動
2015年度の募金額: 61,459円
◆ 実施内容
5月13日(水)5・6時間目 「マナー講座」
フリーアナウンサーの島津ゆう子さんに、服装、身だしなみ、挨拶、言葉遣いなど社会人としてのマナーを教えていただきました。
5月22日(金)4・5時間目 「募金のためのチラシ・ポスター作成」
全員で手分けして、募金の趣旨を伝えるためのチラシやポスター等を作成し、生徒が自分の言葉で伝えることができるよう練習しました。
5月26日(火)5・6時間目/5月27日(水)放課後 「事業所訪問」
各事業所に生徒が訪問し募金の目的と使途について説明し、協力を求めました。趣旨に賛同した事業所は生徒が持参した募金箱 「ピギーちゃん」 を設置。
5月29日(金)6時間目 「事前学習」
6月1日(月)~5日(金) 「トライやる募金」 (5日間 30時間)
地域の事業所での交流・体験活動期間中、募金箱を設置し、募金活動を実施。終了後、募金箱の金額を集計し、領収書を作成、厳封してグループごとに学校に持ち帰りました。ボランティアクラブの実行委員が、各事業所の金額集計、活動のアンケート、活動報告などに取り組みました。
12月 「やまももっこ年賀状大作戦」
生徒が地域の独居高齢者の方が書いたプロフィールを読み、その人を思い浮かべながら心を込めて年賀状を書きました。
◆ 参加した生徒の感想
・募金箱にお金を入れてくれた時はとても嬉しかった。
・友だちに相談したり、助けてもらうことを「迷惑かな」と遠慮することがなくなった。
・自分の想いや気持ちを伝える訓練になった。
・歴史の勉強をしていて、なにか事件や出来事があると、その人はどう考えたのか、自分ならどうするかなと想像するようになった。
・ポスターやチラシ作成を通じて、授業のノートの取り方も工夫するようになった。
・ゴミを拾ったり、部活動の際の後片付けなど、気づいたことをやるという意識になった。
◆ 地域の方の感想
・町で会ったときに進んで挨拶してくれる生徒が多くなった。
(おわり)
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