賞の目的 | ~次世代を担う若者の募金・ボランティア活動を応援する~ 自己中心的な若者の増加が懸念される一方で、社会のために募金活動やボランティア活動に真剣に取り組んでいる青少年も決して少なくありません。 こうした活動を広く世に知らせ、全国の学校や青少年グループがお互いに情報交換できる環境を整えることで、次世代を担う若者の豊かな心の育成と、社会参加の輪が広がることをめざします。 |
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贈呈対象 | ・社会のために寄付(募金活動含む)やボランティア活動をした ・高校生までの個人またはグループ ・(学校・学級・部活動単位も可) |
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対象期間 | 2000年(平成12年)1月1日から現在 | ||||||||||||||||
応募方法 | 当協会所定の応募用紙にご記入の上、ご送付ください。 応募用紙のダウンロードは、こちら から。 |
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応募締切 | 2010年8月20日(金) /募集は終了しました。 | ||||||||||||||||
選考方法 | 書類審査および訪問調査(ヒアリング) | ||||||||||||||||
選考基準 | ・フィランソロピー精神(人類愛)から生まれた寄付であるもの ・社会のために役立つ寄付であるもの ・寄付にあたって人々を感動させるエピソードがあるもの |
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結果発表 | 2010年10月上旬(予定) | ||||||||||||||||
表 彰 | ・文部科学大臣賞 ・奨励賞 (いずれも賞状のみ。賞金はありません。) |
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贈呈式 | 2010年12月2日(木) 日本プレスセンターホールにて <所在地> 東京都千代田区内幸町2-2-1 <案内図> こちら |
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選考委員会 |
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お問合せ | 公益社団法人日本フィランソロピー協会 『青少年フィランソロピスト賞』事務局 〒100-0004 東京都千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル244 TEL:03-5205-7580 FAX:03-5205-7585 E-mail: こちら のお問合せフォームをご利用ください。 |
文部科学大臣賞 | 大阪府立長吉高等学校 | (大阪市平野区) | |
1997年、当時の校長が亡くなり、香典をすべてネパールの学校建設に寄付したのを機に、校長の遺志を継いでネパールの子どもたちの奨学支援を行なうようになった。 1998年と2001年には、和歌山県潮岬から京都府丹後半島の経ケ岬までの500キロを走る「チャリティ日本横断リレーマラソン」を実施。ネパールの教育事情を訴えながら走り続け、集まった寄付金480万円でネパールに小学校を4校建設した。 その後、「学校があっても、年間2,000円の学費が払えない」という子どもたちの現実を知り、1999年からは、ネパールの子どもたちに奨学金を贈るためのチャリティマラソンを実施。20名分の奨学金を贈ったことを契機に、奨学基金「ジャパン ハイスクール スカラシップ」を設立した。 2002年からは、夏休みを利用して「チャリティ・ツアー・オブ淡路島250キロ」をスタート。他校にも参加を募り、淡路島の高校4校に立ち寄り、寄付を呼び掛けている。こうした活動には毎年、在校生有志、教職員、卒業生、父母ら500名が参加。寄付の累計は200万円を超え、ネパールの子どもたち約300名が奨学金で通学している。 生徒たちの思いが周囲の人の心を興し、活動を広げてきた過程は、若者の心に灯をともすものとして大いに称賛されるべきものである。 文部科学大臣賞として称え、広く世に示していきたい。 |
奨励賞 | 大阪府立東住吉高等学校 | (大阪市平野区) | |
大阪府立東住吉高等学校では、2007年よりネパールの子どもたちへ奨学金を贈る「チャリティ100㎞リレーマラソン」を実施している。同年、長吉高等学校より赴任してきた教諭から「ネパールの教育事情を教わったことをきっかけに、「自分たちもできることをしたい」とボランティア部、生徒会を中心に実行委員会が立ちあがった。以来、近隣住民も巻き込んで約2,000名が参加する地域の恒例行事として定着している。 実行委員会メンバーらは校内や駅前での募金活動のほか、近隣の商店を訪問し、趣旨を説明しながら依頼する。支援の輪は年々広がり、2009年の協力店舗は約140店、約30万円が集った。 寄付金は奨学基金「ジャパン ハイスクール スカラシップ」を通してネパールの小学生に贈られ、これまでに85名の子どもたちが学校に通っている。 生徒たちの行動力と、周囲を動かすための知恵と工夫が生徒自身の自信につながって、地域そのものを温かく活力あるものにしており、次世代を担う若者たちに大きな希望を与えるものとして称賛に値する。 |
奨励賞 | 長野県大町北高等学校 | (長野県大町市) | |
長野県大町北高等学校は、1985年から「アジア・アフリカ難民支援運動」として、主にマリ共和国への物資輸送を継続している。生徒が長野県大町市内の2,000軒以上の家庭を個別訪問し、不用品提供を依頼、回収し、段ボール箱で200箱分もの物資を手紙と一緒に輸送する。輸送経費は、文化祭のバザーで調達している。 また、2001年には、マリ共和国のジャラブグ村に水を引くためのポンプを送った。生徒の意思を、地域の人々、学校、親が応援して、市全体で取り組む活動となっている。 生徒たちの素直な思いと自発性が如何なく発揮された好例であり、また、身近な学校生活の中で可能な活動であり、多くの学校に広められるものであるとともに、その献身的な努力とチームワークは大いに称賛されるものである。 |
奨励賞 | 東京都江戸川区立小学校 | (東京都江戸川区) | |
東京都江戸川区の小学校では、子どもたちの思いやりの心を育むことを目的に1979年から「お年玉募金」を行なっている。生徒が年明けにお年玉を持参し募金を行なうこの活動は、当時の江戸川区の校長会で提案され、社会福祉協議会との連携でスタートした。参加は、各校の自由意思。各校で募金を推進する委員になった児童は、登校時間などに募金箱を持って校門に立ち、お金を集める。寄付の累計は、1975万円にも及ぶ活動である。 このプロジェクトの実施には、保護者の理解が不可欠であり、そのための教師の努力が見逃せない。寄付金は、子どもたちが区長に直接手渡し、区内の高齢者や障害者団体や施設などに贈られる。そのときの、子どもたちの誇らしげな笑顔が印象的だという。 子どもたちの人を思いやる心、自分たちの地域を愛する心を醸成するものとして、重要な教育活動にもなっている。失われつつある助け合いの心が生きるコミュニティの再生を可能にするものとして、子どもたちの素直な思いと行動、それを支え続ける小学校の教育力に敬意を表するものである。 |
奨励賞 | 東京国際学園高等部 | (東京都渋谷区) | |
東京国際学園高等部では、1996年に生徒の提案により、貧困に苦しむラオスの子どもたちを支援する活動をスタート。有志で「えがおがラオス」というグループを作り、文化祭や生徒が開くフリーマーケットからの収入に加えて、同校周辺の店に募金箱を置かせてもらうなどして寄付を集め、学校不足に悩むラオスに学校を寄付している。2007年と2010年には、「ラオスフェスティバル」も開催し、収益金を寄付。ラオスにすでに6校を建設している。(1校の建設費用は約360万円)。 同校は、不登校や在来の学校になじまない生徒を受け入れて教育する高校である。生徒の中から毎年30人ほどがラオスの現地を訪問する。活動の委員を務める生徒からは、「貧しくて学校に行けない子が多いラオスについて知ったことで、自分のことを考えるきっかけになった」という感想もあり、今後とも活動は継続していく予定だ。 自らの有用感、自己尊重感を醸成するものとして、生徒の成長も著しい。等身大の自分自身から出発した活動の実績と努力に心から敬意と称賛を贈るものである。 |
日 時 | 2010年12月2日(木)15:00~18:00 |
会 場 | 日本プレスセンタービル 10階ホール <所在地> 東京都千代田区内幸町2-2-1 <案内図> こちら をご参照ください。 |
プログラム | ・15:00~16:00 贈呈式 ・16:00~18:00 受賞者のお話/受賞校の活動発表 ・18:15~19:30 懇親会(軽食) ご歓談の途中に<ミニコンサート>をお楽しみいただきます。 演奏/外山喜雄とデキシーセインツ |
お問合せ | こちら から。 |