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まちかどのフィランソロピスト賞

〜個人の寄付文化醸成のために〜 「まちかどのフィランソロピスト賞」<一般部門>・<青少年部門> 受賞者決定

社会に役立つ寄付を行なった人を顕彰する「まちかどのフィランソロピスト賞」。2010年度は、全国より、一般部門48件、青少年部門53件のご推薦をいただき、 選考委員による書類選考およびヒアリング選考を経まして、下記の通り、受賞者が決定しました。
尚、本年度の青少年部門は、平成22年度日本郵便年賀寄附金助成事業「青少年フィランソロピスト賞」(文部科学省後援)として特別開催いたしました。

第13回「まちかどのフィランソロピスト賞」
    「青少年フィランソロピスト賞」  贈呈式を開催いたしました

ご協賛:株式会社菓匠三全、株式会社京王プラザホテル、サッポロビール株式会社、住友生命保険相互会社

助成:平成22年度日本郵便年賀寄附金  後援:文部科学省
  • まちかどのフィランソロピスト賞
    若槻 一夫(わかづき・かずお)氏(広島市)

  • 青少年フィランソロピスト賞
    【文部科学大臣賞】
    大阪府立長吉高等学校(大阪市平野区)

    【奨励賞】
    大阪府立東住吉高等学校(大阪市平野区)
    長野県立大町北高等学校(長野県大町市)
    東京都江戸川区立小学校(東京都江戸川区)
    東京国際学園高等部(東京都渋谷区


  •            >>贈呈理由はこちら
第13回まちかどのフィランソロピスト賞贈呈式
受賞者、ご来賓、選考委員の皆さま
12月2日(木)、プレスセンターホール(東京都千代田区)にて開催した贈呈式には、たくさんの方がおいでになり、受賞者の皆様への賞賛と お祝いのメッセージをいただきました。
今年度は贈呈式に引き続いて、青少年フィランソロピスト賞受賞校による活動発表会を行ないました。各校それぞれに工夫を凝らし、自分の言葉で活動への思い、協力者への感謝、 展望や夢を語りました。子どもたちのまっすぐな心や行動力、周囲を巻き込むパワーに触れ、会場全体がさわやかな感動に包まれました。
また、受賞者の皆様と来場の皆様への敬意と感謝を込め、ミニコンサートを行ないました。「外山喜雄とデキシー・セインツ」によるデキシーランドジャズの演奏で、 会場は一層盛り上がりました。偶然にもこの日、75回目のお誕生日を迎えられた「まちかどのフィランソロピスト賞」受賞者の若槻様へ、「青少年フィランソロピスト賞」 奨励賞の江戸川区立小学校の児童よりプレゼントが手渡されました。ジャズの調べとともに、和やかなひとときとなりました。

高橋理事長より贈呈
高橋理事長より贈呈
ミニコンサート
「外山喜雄とデキシー・セインツ」による演奏。
外山様が会長を務める日本ルイ・アームストロング協会では 「銃にかえて楽器を」をテーマに、ニューオリンズに楽器を寄贈している。
文部科学省 勝山浩司様
文部科学省 勝山浩司様からの祝辞
活動発表会
活動発表会。小学生たちは活動への誇りと、自分の夢を元気に発表。
懇親会
懇親会も和やかに。ジャズの演奏で、受賞の高校生全員で声を合わせて歌う。

受賞者のご紹介

まちかどのフィランソロピスト賞
若槻 一夫 氏(広島市)

「今の自分があるのは亡き両親、そして故郷のおかげ」と、1972年から、生まれ故郷である島根県仁多郡奥出雲町亀嵩地区の75歳以上のお年寄り全員に「敬老の日」のプレゼントを 続けており、その累計は3,500万円以上にのぼる。
また、2001年から3年ごとに、亀嵩小学校の3年生から6年生を広島市民球場 (現:MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島) へ招待。 さらに、私財を投じてふるさと庭園「望ケ丘」(3,300u)を整備し、入園無料で地域に開放するなど、故郷への恩返しを続けている。

青少年フィランソロピスト賞
【文部科学大臣賞】
大阪府立長吉高等学校(大阪市平野区)

1998年より「チャリティリレーマラソン」を実施し、ネパールの子ども たちの就学支援を行なっている。チャリティリレーマラソンは1キロを1円換算で、 趣旨に賛同した人から1口100円の寄付を募り、ランナーは襷をつなぎながらゴールを目指すもの。 これまでに和歌山県潮岬から京都府丹後半島の経ケ岬までの500キロを走る「チャリティ日本横断リレーマラソン」、文化祭での「チャリティ24時間リレーマラソン」、夏休み期間を利用した 「チャリティ・ツアー・オブ淡路島250キロ」を開催。その累計は約1,000万円にのぼり、小学校4校を建設。1999年には奨学基金「長吉スカラシップ」を設立(2007年に「ジャパン ハイスクール スカラシップ」に改称。運営:NGOラルパテの会)。300名近くのネパールの子どもたちに奨学金を贈っている。

青少年フィランソロピスト賞
【奨励賞】
大阪府立東住吉高等学校(大阪市平野区)

長吉高等学校より赴任してきた教諭から「ネパールでは学校数が足りない上、多くの子どもたちが貧困のために学校に通えず、小学校を卒業できるのも4人に1人」 と教わったことをきっかけに、 2007年よりネパールの子どもたちへ奨学金を贈る「チャリティ100qリレーマラソン」を実施。ランナーは襷をつなぎながら1周250mの校庭をリレーでつないで400周し、趣旨に賛同した人から 1qにつき1円換算で1口100円の寄付金を募る。寄付金は奨学基金 「ジャパン ハイスクール スカラシップ」(運営:NGOラルパテの会)を通してネパールの小学生に贈られ、これまでに 85人の子どもたちが学校に通っている。

青少年フィランソロピスト賞
【奨励賞】
長野県立大町北高等学校(長野県大町市)

1985年から「アジア・アフリカ難民支援運動」として、主にマリ共和国への物資寄贈を25年間、継続している。生徒が各家庭から回収した段ボール箱で 200箱分もの物資とともに手紙を 贈っている。1985年、学園祭でバザーの売上金で、大町市民から回収した12,000枚の風呂敷を アフリカに贈ったことからスタートして以降、全校生徒が参加する活動となっている。 生徒は班ごとに大町市内の2,000軒以上の家庭を訪問し物品を回収、選別や箱詰めなども分担し、輸送費は、文化祭のバザーの売上金から調達している。2001年には、バザーの売上金の 繰越金170万円で、マリ共和国のジャラブグ村に水を引くためのポンプを送った。

青少年フィランソロピスト賞
【奨励賞】
江戸川区立小学校(東京都江戸川区)

東京都江戸川区の公立小学校では、子どもたちの思いやりの心を育むことを目的に1979年から「お年玉募金」を行なっている。31年間の寄付金額の累計は2,000万円以上にのぼる。
「お年玉募金」は、1979年当時の江戸川区の校長会で提案され、社会福祉協議会との連携でスタートした。参加は各校の自由意思。各校で募金を推進する委員になった児童は、年明けの登校時間 などに募金箱を持って校門に立ち、募金を呼び掛ける。2009年度は、13校の児童たちから18万円余の寄付が集まった。寄付金は委員が区長に手渡し 、区内の高齢者や障害者団体や施設などで 活用される。

青少年フィランソロピスト賞
【奨励賞】
東京国際学園高等部(東京都渋谷区)

1996年より、貧困に苦しむラオスの子どもたちを支援する活動をスタート。フリーマーケットや募金活動ですでに6つの学校を建設(一校の建設費用 は約350万円)。 また、イベント等を通じて、多くの人にラオスの現状を知らせている。
各クラスの国際交流委員が中心となり、文化祭のクラス模擬店やバザーの収益、フリーマーケットなどに参加した収入に加え、全クラスに募金箱を設置、街頭募金をするなどし、 建設資金を集める。日頃から文房具類も集め、ラオスの学校に寄贈。また、2007年と2010年に代々木公園で 「ラオスフェスティバル」も開催し、収益金を寄付している。

選考委員
* 委員長 *
  • 四方 洋(町田市民病院事業管理者・元サンデー毎日編集長)
* 委員 *  (敬称略/50音順)
  • 大坂 葉子(キッコーマンビジネスサービス株式会社)
  • 寺瀬 哲(株式会社サトー)
  • 中島 健三 (大阪ガス株式会社)
  • 畠山 礼光 (株式会社リコー)
  • 松本 明 (大和ハウス工業株式会社)
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